NLS Solver
非線形シュレージンガー方程式ソルバー


空孔を利用したホーリーファイバーのみならず、従来から屈折率分布を制御したファイバーが提案されてきた。これらのファイバーの特長を把握して、適用領域を棲み分けすることは極めて重要である。そのために、伝送特性を評価するために「非線形シュレージンガー方程式」を解く必要がある。*

 R&Dを支援する、Apollo社製のファイバーの伝送特性をシミュレーションする非線形シュレージンガー方程式ソルバーを提供します。本パッケージでは、全長を小区間に分割し、

   @非線形性を無視して線型方程式を解く(線形伝搬)
   A同じステップで、非線形性考慮

し、@とAを交互に解き、解を得る。線形伝搬を解く際に、FFT(Finite Fourier Transform)法が良く用いられている。本パッケージでは、デジタルフィルター法としてFIR(Finite Impulse Response)法も有効である。FIR法はビットストリームが長い、WDMの際などのように信号の周波数領域のレスポンスが急峻なピークとなるときなどに有益である。

* G. P. Agrawal , Nonlinear Fiber Optics, 2nd Edition, Chapters 1 and 2, Academic Press Inc., 1995.

☆実例1

System 8×10Gb/s signal through G.652 SMF
Signal Pseudo-random binary bit stream with 27 non-repeating bits
Symbol “1” Gaussian pulse with FWHM at 30ps
Channel spacing 45GHz
Peak power in each channel equal 1mW for every channel
Propagation distance 10km
Eye diagram bit 3-bit-fold
Reference wavelength 1550nm

☆実例2

System 16×40Gb/s signal through G.652 SMF
Signal Pseudo-random binary bit stream with 28 non-repeating bits
Symbol “1” Gaussian pulse with FWHM at 7.5ps
Channel spacing 115GHz
Peak power in each channel equal 0.5mW for every channel
Propagation distance 12km (12steps × 1km)
Eye diagram bit 5-bit-fold
Reference wavelength 1310nm

上記の2つの実例に対する計算結果は各テーブルをクリックください。

当社では、委託計算など、本分野のコンサルティング、ソフト開発のご要望にお応えします。ファイバーの構造設計には、APSS(Apollo社)FiberDesigner(当社)などもご利用いただけます。お客様の問題解決をお手伝いさせていただきます。